AZ-103 受験対策まとめ
受験科目
2018年末にAzure系資格が大幅に改定され、さらに統廃合を経て、Azure 管理者アソシエイツ取得に必須となったAZ-103の受験対策のまとめです。
1. 準備
1.1 Pluralsightに登録
執筆時点で一番おすすめできる学習サイト
英語のサイトですが、ものすごくゆっくり話てくれるし、日本語字幕もあります。(字幕のクオリティは今一つですが)
試験範囲全部やろうとするとボリュームがすごいので、問題演習しながらつまみ食いすると効率がいいかもしれません(後述)
1.2 Microsoft Learn登録(任意)
初めてAzure/クラウドに触る場合は登録しておくとよいです。
試験対策としては、入門~基礎レベルの素材が充実しています。また無料のサンドボックス環境が使えるので、手を動かした学習ができます。
1.3 mstepに登録(任意)
Microsoftのパートナー企業なら(個人事業主も可)無料でトレーニングが受けられるmstepに登録します。
70-533時代には専用の試験対策講座が無料で受けられたのですが、執筆時点ではAZ-xxx系の講座はなく、関連する講座がいくつか公開されている程度。試験対策としては正直微妙ですが、苦手分野がわかっていて、かつ日本語で解説が聞きたい場合は有用かもしれません。
70-533対策講座はとても良かったので、学習を始める前に、対策講座が公開されているかチェックしておくとよいです。
1.3 教材購入
学習開始時のレベルに合わせて適宜購入しましょう。70-533時代のものも適宜利用しました。
基礎固めに使いました。試験範囲と大体同じ部分をざっくりつかめます。
頻出分野のオンプレミスの拡張(特にネットワーク)の対策として読みました。
同じく頻出分野のAzure ADの基礎固めに使いました。
Windows ServerのADとAzure ADは完全に別物なので、Azure AD未経験の方は一読しておくとよいと思います。
受験用バウチャーにセットになっていたので使いました。 解説も充実していて、間違いの選択肢がなぜ間違いなのかも1問1問ついているので、力がつきます。 なお、執筆時点で英語版のみです。 70-533時代は日本語版があったので、少し待てば日本語版がでるかもしれません。
2. 学習
2.1 Pluralsight受講
Azure Administratorsのコンテンツを消化していきます。
Beginnerレベルを一通り完了した後は、問題集で演習->苦手分野の受講の方が効率がいい気がします。
2.2 問題集で学習
公式の問題集を周回する。テストモードで得点が伸びない分野はPluralsightのコース受講するといいです。
2.3 公式のドキュメントを読む/実機で動かす
ポータルの操作に関する問題も出たので、実務でAzureを触っていない場合は、Microsoft Learnや無料サブスクリプションで実際に触っておくことを推奨します。 また、問題集やコースで取り上げられている公式ドキュメントは、得点に直結するので必読です。
3. 受験
3.1 申し込み
ピアソンVue経由での申し込みになります。 認定のテストセンターで受験でき、受験日直前でも申し込めますが、 テストセンターによっては特定の曜日しかダメだったりするので、早めに申し込みしておくと良いと思います
3.2 当日の持ち物
申し込むとわかりますが、身分証明書が2つ必要です。 例えば、自動車免許証だけだと受験できません。 自分は免許証とパスポートで受験しました。
70-533との違い
出題範囲差分と実際に受験して感じた、内容の主な違いは以下の通りです。
- PaaS系の問題は範囲外。キーワードとして出てもほぼネットワークの問題でした。
- ポータルの操作系問題増えました。
- オンプレの拡張系が増えました。
2019年9月追記
技術書典7で対策本を頒布しました。