LT風味

一口アウトプット

#技術書典 で初心者が絵師兼アドバイザー雇った話、あるいは yagitch.com ユーザーレビュー

2019年9月22開催の技術書典7でAzure管理者本を頒布しましたレポです。

本記事は3部構成となるレポの2つ目です。

  1. 参加した感想と反省 
  2. 初心者がアドバイザーを雇った話 ←いまここ
  3. おっさんをレンタルした話

要約

  • 技術書典的 「とりあえずビール」を注文できる。
  • しかも美味い。また注文したい。
  • 予定は未定。次回以降は直接相談すること。

背景

技術書典にサークル参加する上で最もやりたかったことの1つ*1が、絵師に依頼してサークルカット・表紙を作成してもらうことでした。

一種の憧れ、ないしささやかな夢といってもいいです。

絵画や作曲といった芸術的なスキルがほぼなく、目についた作品に"いいね"することくらいしかできません。自分のできないことを、(おそらく相当努力されて)難なくこなす人は須らく尊敬してます。

まだ石油王になれてないので*2、今回の技術書典は、自分のための作品を依頼することができる絶好の機会でした。

始まり

絵師に依頼しようにも、知り合いにも特にいませんし、普段フォローしている方にもなんて声かけたらいいかわかりません*3

そんな時、見つけたのが以下のnote記事

note.mu

あと、ここには書かなかったもっとこまごまとした小手先のノウハウもたくさんあります。技術書典7に向けてアドバイザーとして雇うなら今です。絵も描けますので、表紙含めたトータルデザインとアドバイス、セットで丸投げ請け負います。

他の記事や、他のサークル主(および委託元)からの評判も見て*4、依頼することにしました。

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yagitch.com フルコース(個人向け)で体験できたこと

ここからは、実際にどういったことを依頼し、体験できたのかをつらつらと書いていきます。

DM含め、すべてが公開OKであることを本人に確認済みです。

なお、次回以降の作業内容を保証するものではありません。

"予想屋" yagitch

サークル主さんには、以下のようなツイートに見覚えがあるかもしれません。

ほぼ毎日予想を発表していたことから、"予想屋"で定着したyagitchさんですが、すでに4月の時点で技術書典7の開催時期を予想していました。

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サークルカット作成

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テーマやある程度の方向性(目線が合うキャラ + タイトル・内容)を伝え、認識合わせをした後、ラフ画を作成していただきました。

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これがラフ画ってやつか!

この時点ですでに感動物。

ラフ画は公開しませんが*5、どっちの案も甲乙つけがたい、いいものでした。

もう技術書典とかどうでもいいから、版権キャラ*6に仕上げてくださいと言い出さなかった当時の自分を褒めてあげたい。

なんやかんやで出来上がったサークルカットがこちら

techbookfest.org

原稿スケジュール作成

作業のスケジュール感がわからなかったので、スケジュールの作成を依頼しました。

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結果的に通常入稿スケジュールで作業を進めました。

表紙作成

表紙については、ざっくりとした方向性を伝えました。

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複数ってことは3案くらい考えていただける感じかな?なんて思ってました

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最終的に8案も出てきた

表紙作成依頼したの初めてだけど、働きすぎなんじゃなかろうか?

案を絞りつつ、調整を重ねて3案まで絞った結果が以下

Twitterアンケート用の画像も作成していただいきました。

アンケートも拡散されて、最終的に54票も集まりました。

案を1つに絞った後、さらに微調整をして表紙が完成しました。

lecture-notes.booth.pm

背表紙、裏表紙

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アンケートに答えるといい感じのデータ出てくるのUXとして最高でした。

入稿時に修正なしで一発で通りました。

Twitter告知用お品書き画像

Twitterで告知する用のいい感じの画像

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作成していただきました

ダウンロードカード

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この一言と、文面だけ伝えればよしなにしてくれるの本当に最高でした。印刷所にデータアップロードしかしてない気がする。

買い出し関連

 「あの布」の入荷情報まで含めたアナウンス

おかげで欲しい色の布が入荷直後に買えました。

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ポスタースタンドの紹介

今回買ってよかったアイテムその2。非公式アフターで「ポスター目立ってました」と言ってもらえました。

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持ち物リスト

100均で買うものは写真付きなのが便利でした。

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その他

  • 日光企画用のA2ポスターのデータを作成していただきました。
  • 入稿時の万一に備えて予備データを作成していただきました。
  • POP/値札用のデータを作成していただきました。
  • 関連イベントを紹介していただきました。
  • 告知方法の相談ができました。
  • 入稿時のオプションを相談できました。

感想

依頼してよかったことは

書くことに集中できた。

これに尽きます。

上記の内容を自分1人でやっていたら、時間がいくらあっても足りません。

入稿の前日まで冊子版の、技術書典前日まで電子書籍版の微調整の時間が取れたのも、その他の作業を粗方お任せできたのが大きいです。

「とりあえずビールで」感覚で、「同じものお願いします!」と言えば、技術書典に参加するのに必要な準備が整っていきました。右も左もわからない初心者にはすごくお勧めです。

クオリティを上げたおかげか、依頼料・諸経費込みでも十分黒字になるだけ頒布できた*7のがよかったです。終了直前の最後の1分まで頒布できました。

あとやや細かいですが、入稿をほとんどトラブルなく終えられたのはすごくよかったです*8

日光企画さんに直接入稿したのですが、少し先に入稿を始めた方を横目に、圧倒的な速さで入稿手続きが完了しました。全体の所要時間は30分ほどだったと思います。

褒めてばかりも提灯記事っぽいので、マイナス面も挙げておくと、生活リズムがちょっと合わなかったです。 特に技術書典開催直前は、お互いに日本にいながらアメリカ並みに時差があった気がします。

心配になるから、ちゃんと寝て欲しいです。

#やぎっち寝ろ

yagitch.com

*1:もう1つはおっさんレンタルを使うこと。別記事

*2:5000兆円も手に入れてないので

*3:変な依頼方法をして、ブロックでもされたら立ち直れない自信あります

*4:神呼ばわりされてた。実際神だった。

*5:この優越感やばいな。癖になりそう。

*6:神原駿河(化物語)、次点で川内(艦これ)

*7:執筆時点でBOOTH込みで160部ほど

*8:Techboosterさんのテンプレートのおかげもありますが